会長挨拶
この度、第49回日本美容外科学会総会・第157回学術集会を、2026年11月5日（木）・6日（金）の両日にわたり、琉球ホテル＆リゾート 名城ビーチにて主催する運びとなりました。
会長にご推挙いただきました役員ならびに評議員の先生方、また、日頃よりご支援を賜っております会員の皆様に厚く御礼申し上げます。
2001年、当山美容形成外科の當山 護先生が本総会を沖縄で開催された際、私は先生にお誘いいただき初めて美容外科学会に参加いたしました。
あれから四半世紀が経過し、再びこの沖縄の地で本総会を開催できることに、深い感慨を覚えております。また、2020年1月、首里城焼失直後に第137回本学会学術集会をハレクラニ沖縄で開催し、その首里城が再建される年に本総会をお引き受けすることにも、不思議なご縁を感じております。
今回の大会テーマは、
「チャンプルーを極める 〜多様性の受容、そして創造〜」 といたしました。
“チャンプルー”とは、“ゴーヤ・チャンプルー”で広く知られる沖縄の方言で、「混ぜる」という意味を持ちます。15世紀に始まった琉球王国の大交易時代、沖縄の先人たちは世界各地を舞台に活動し、さまざまな文化を吸収し、それらを融合させて独自の「チャンプルー文化」を築き上げました。
私たち美容外科医も、術前のプランニングや術中の工夫を通じて、これまでの経験や知識、技術を自在に組み合わせ、まさに日々“チャンプルー”を実践しています。
“チャンプルー”のメッカともいえる沖縄で、本総会が参加者の皆様にとって新たな知見を得、技術の多様性を広げ、さらなる高みへとつながる手技を創造する場となることを願っております。
今回は台風シーズンを避け、11月の開催といたしました。
沖縄本島北部には話題のテーマパークも開園し、爽やかな気候のもと、沖縄の自然・文化・食・エンターテインメントを存分にお楽しみいただけることと存じます。
多くの皆さまにご参加いただけますことを、心からお待ち申し上げます。
新城 憲
医療法人こころ満足会 形成外科KC